雪国に住む
こんばんは。
今年は暖冬だ、暖冬だなんて言いますがこれほど暖冬を感じている年はないかもしれません。
私、引っ越し先が雪国だってことはお伝えしましたが、その雪国で雪がわずかも降らないのです。
「普段なら3メートルは積もる」
「ホワイトアウトしたら車はカンで走らせろ」
「毎朝雪かきせねばならん」
「地面が乾いているように見えても油断するな。スリップするぞ」
などなど
夏から秋にかけて散々脅されていた私。
一体どんな冬を過ごすことになるのだろうかとビクついていたのに
というかもはや色々通り越して雪よ、来れるものなら来てみろくらいの気持ちでいたのに
待てども待てども積雪なし。
ちらちら舞っても次の瞬間には、2時間後には、次の日には跡形もない。
地元にいた頃とさほど変わらない感覚で過ごせてしまう。
年が明けるまでそんな感じ。なんなら1月も積もって20センチが1度だけ。
しっかり降ったのが先々週くらいでしょうか。
先週末も2日間降ったりやんだりを繰り返して、毎日雪景色になったのは通年ピークと言われている2月になってから。
それでも昨日は暖かくなったのでその残っていた雪も一気に溶けてしまって、今朝出かけてくるときにはもうほとんどなかったです。
今年の私は本当に楽をして過ごしている。
雪の降る田舎の景色は本当に美しくて、
でもその代償に寒さがあるので毎年寒さで足の指にしもやけ作ってる末端冷え性ババアの私は中々外へ出かけられずにいました。
溶けてしまった今、とてももったいないことをしたな、と痛感しています。
もう一度くらいしっかり降ってほしい、そしたら私ちゃんとその景色を観たい。
家の窓からだけじゃなくて。
実は雪道の運転にビビりすぎて出かけられなかったっていうのもあるんです。
でも、数日前に所用で隣町の隣町まで出かけなければならなくて、そんな日に限って吹雪いたりしてたんです。
……意外とイケました。
初吹雪の中で運転だったのでとても緊張していて、とてもつかれましたが大丈夫でした。
また一つ新たな知見を得た気持ちです。
なので雪が降ったら雪国の世界を堪能しなければという使命感が今私の中に芽生えているのです。
そんな雪国での車の運転についてですが、地元にいた頃には考えもしなかった習慣がたくさんありました。
車内のエアコンをつけるときは外気取り込みにして使う
特にフロントガラスから噴出させる時はこの効果が顕著です。車のエアコンのつまみに「with〜」っとか書いてあるんです。何の事かさっぱりでしたがこっち来て教えてもらってやっと理解しました。
めっちゃ曇りが消える。
ワイパーには冬(雪)用がある
形状も、ゴムの質も、効果も異なるものが売っています。
ゴムだけを交換するのではなくて、枠?本体ごと取り換えます。撥水力が違う。
私は無理やり普通のワイパーを使い続けていますが、いつゴムが凍ってダメになるかここ最近はとても心配です。
あまりにも雪が降らないので余裕こいて買わないでいたら売り場から冬用ワイパーがなくなってしまってとても焦っています。
サイドブレーキは極力かけない
ワイパーは上げておく
特に長時間駐車しておく際の話ですが、凍結してしまって動かなくなってしまうそうです。
ワイパーに関しては1度やらかしました。
車を温めている間になんとか接合部は溶けましたが、周りにできてしまった氷が溶けずにワイパーかけをするとなんだかワイパーを痛めつけているようで(実際傷んでしまっているのだと思います)心が痛みました。
車の雪下ろし用の道具がある
これは本当に日常だからこそ存在する道具だなと思いました。
伸縮できる柄に対してT時に、ブラシとワイパーのようなものが付いている道具です。
これで車の上や側面に積もった雪を落とします。
特に車の上の雪はしっかり降ろしておかないと、走行中、特にブレーキをかけた際にフロントガラスを伝って落ちてくるので、視界が遮られて危険です。
幸いにも未体験ですが想像しただけで怖い。
通勤で使う峠道なんかで起こって、事故など起こしてみたなんて想像したら恐ろしくなりました。
ただこの道具、感情があるのでしょうか。寒すぎるためか度々仕事をしなくなり、動かなくていいところで柄が伸びたり縮んだりしてしまいます。なんとか仲良くなりたいものです。
そんな感じでかなりイージーモードではありますが、寒冷地での知恵をつけさせてもらいなんとか楽しく冬を過ごしてきました。
これでもう少し、心に余裕を持って田舎暮らしができそうです。
コロナウイルス蔓延で何やら心配な日々が続きますが、
他人事と思わずに過ごしていきたいですね。
それではおやすみなさい。