そろそろ反省しなさい 2nd

デブスアラサー女の暮らしを本人が書き綴るブログです。

【ネタバレあり】シン・エヴァンゲリオン劇場版:II 感想

こんばんは。

今日、私は朝早くに田舎の山を抜け出し街に下りて映画を観てきました。

 

そう、満を持して公開したシン・エヴァンゲリオン劇場版。楽譜記号に変換できないの悲しい……。

 

あ、すみません。今日はロハスっぽい文体ではなく、ただのヲタクなので、

早口な文体です。

流し読みするくらいの速度で読んでいただくやつです。

 

頑張って(?)書いていきますので(????)よろしくお願いいたします。

 

ちなみに、これを書いているのは、公開初週の土曜日2021/3/13に観に行ってその夜書いています。

公開しているのは恐らくもっと遅い日だとは思いますが、忘れたくない感動と興奮を書きなぐっている感じです。

これは過去の私。

 

というのは嘘でした。

(我慢できなかった)

 

まず初めに、

私は他のエヴァファンの皆さんの足元にも及ばないにわかです。

リアルタイムでアニメ版も観ていたくらいの世代ですが、どうも当時の私には早すぎたのか、内容を理解して観れていなかったし、ただひたすら恐い印象でした。

色々なところで主人公たちと近い年齢の子達に響いて支持が伸びた、という話を聞きますが、仮に私が同世代くらいの年齢で観たとしても怪しかったかもしれません。

 

というのも、20代そこらになってから視聴してもその“恐さ”は払拭されなかったから。

 

エヴァをまた視聴してみようと思ったのが新劇場版エヴァンゲリオン破が公開されていた頃で、私は大学生でした。

周りにはエヴァファンも多く(というかもうアニメファン通過儀礼のような感じ)、生活圏のいたるところでエヴァエヴァエヴァ

そういえばちゃんと見たことがなかったな。改めて見てみよう。みたいなそのくらいのニュアンスでアニメ版と劇場版2本を一気見、途中までコミカライズ版も読みました。

一通り手を付けて、新劇場版序も履修。

ちんたら履修していたらいつの間にか破も円盤になっていました。

そんなところで一通り手を付けられるものは全部手を付けたけど、

やっぱりシンジくんには感情移入できないし、終始心も体も痛そうで、それだけはよく伝わってきて、ただ、それを見ているだけしかできなくて辛かった。

エヴァの機体も今まで見たことがなかったスリムで猫背で虚ろな雰囲気が気味悪くてカッコよさを感じる余裕がなかった気がしています。

 

 

 

それが何故だか三十路を迎えた今、ほんと、なぜ今さら。

 

エヴァこんな面白かったんかい!

 

アホみたいにカッコイイ。

 

めっちゃ興奮する。

 

こんなです。

こんなですよ。

 

ババアようやるぞほんま…って自分に対して思ってる。

 

 

なんでこんな状況になったかといえば、

あのエヴァが、もう10年以上も発表されてこなかった完結編がとうとう公開される。

そんなニュースが巷で取りざたされ、空気は着々とその公開日に向かって盛り上がっていく中、私のタブレットに控えているAmazonプライム様の下で過去上映された新劇場版3作品が視聴可能になったという情報。

と、同時にYouTubeのトップページへ現れた某お笑い芸人さんの1本2時間にも及ぶ解説(not考察)動画が2本。

 

気付いたら吸い寄せられるように2本の解説動画を視聴し終え、アマプラ様の恩恵を受けて3作一気見。時を同じくしてテレビ放映された分も毎週観ました。

12年越し……いや、26年越しにやっとヤシマ作戦で興奮するという体験をしました。

 

なにあれめっちゃ高まるじゃん。

 

私今までどうやってエヴァ見てたんだ?あれで平でいられた(?)のマジ?

意味が分からん。

過去の私マジで意味が分からん。

 

 

……ていうか待って

全然今日の感想に行きつかないまま1500字に達しようとしてる(いつも書いてる目安の半分は軽く超えた)

 

 

 

 

こんなつまらん前置きもういいや

私が書いておきたいのは今日のことなんだよ。

 

とにかく、

今までハイパーにわかが、やっとにわかくらいのファンになって今日を迎えたのです。

 

 

 

 

まずね、

観る前の私個人の希望として、

 

シンジ君人柱エンドだけは避けてほしかった。

 

過去の履修作品で生理的に受け止められなかった展開がこれ。

大きな世界の為にたった一人の選ばれし人物が人としての生を奪われるってやつ。

 

もし人柱として犠牲になるとかそんなで世界の平静が戻り…

みたいなだったら私は劇場を後にしてから虚空をさまようところだったわ。

 

それが回避されたってだけで、劇場まで足運んでよかった。

片道2時間(行きは雪の峠道あり)も苦じゃなかった。

 

そう、行きの道中あと10分で駐車場まで着くのにってところで

私の内臓元気になりすぎて人としての尊厳失いそうになってしまったのは焦ったけど

なんとか免れて一安心した一幕がありました。

 

いや、ほら、大人気のエヴァンゲリオンだよ?

さすがに地方の映画館だって公開初週なんだからどの時間もそこそこ座席数埋まっちゃうんでしょ?

てことは駐車する車の台数もそこそこなんでしょ?30分前到着で停めるとこある?

なら会場まで我慢して劇場のお手洗い借りればよくない?

 

そう思いながらコンビニ5件くらいスルーしたわけですよ。

3件目くらいで寄り道しておけばよかったと、

ナビの到着予定時刻残り3分のところで激しく後悔していました。

 内臓も気持ちもすっきりして、あらかじめ支払いも済ませていたのでチケットの半券と特典を受け取っていざシアター入り。

 

そしたらさ、いつになっても座席埋まんねぇの。

 

“地方”を感じた……。

焦っていた数十分前の自分を思い返しながら

そっか、って思った。

 

でもその分、コロナ対策だとか、ぎゅうぎゅうの中で他の人の動き気にしたりとかせずに集中できたので結果オーライ。

むしろ私がうるさくしてしまった気がしている……。

 

そういえば会場特典でネタバレ注意って書いてある、ビニールが丁寧にかかったペラ紙渡されたの驚きませんでした?

帰りがけに袋のシールはがして中身取り出すまでドキドキだった……。

 

 

 

 

 

…………まってまってまって。

 

こんな調子でいくと映画の最初から最後までをへたくそな読書感想文みたいに

あらすじ書き連ねる事になる……。

 

もう一度体制立て直させてください今メモを見直します。

 

 

 

 

 

メモに従ってシン・エヴァンゲリオン劇場版(ダカーポ後端)の感想書いていきます。

構成なぞ知らん。

 

まずは全体の印象として起承転結じゃなくて、序破急の展開で物語が収まった感じ。

ちょうど、上映開始から1時間、1時間、45分の割合。

前作からじゃ考えられないくらい穏やかで慈しみで溢れていて、すべてが愛おしくて。私が一番泣いた序盤。

アマプラでも公開されていた12分10秒10コマの勢いを忘れてしまいそうになるくらいの空気感。

え、ほんとにこのテンポでいいの。

大丈夫?

終わる?

ていうか今何分経った?

 

そう思って時計を見たら上映開始からちょうど1時間経っていました。

 

そしたらすぐ話が展開していった。

 

似たようなタイミングでまた次に時計を見たらやっぱりまたちょうど1時間たってて、またすぐに展開していきました。

 

これは私の考察だけど、シンジ君の心の成長スピードに合わせて話が展開していったのかな。って思う。

 

序盤はシンジ君の心の整理

中盤はシンジ君が対峙する覚悟を決めて

終劇に向けて行動に移す。

 

そんな三段法。

 

とても気持ちの良い、すがすがしさを感じるストーリー展開だったと思う。

(4作で起承転結ではあると思う)

 

 

今回観てきて、やっぱり主人公の精神的安定は視聴者側の精神的安定をもたらすんだな、って実感しました。

もちろん話の大筋はゲンドウだったけど、主人公はシンジ君なわけで。

私が今まで夢中になり切れなかった理由はここにもあるかもしれない。って、

今まで見たことない凛とした、涼しささえ感じるようなシンジ君のお顔を見てはっきりと自覚しました。

 

そしてめっちゃ泣いた。

 

 

 

 

「やってみるよ」

 

って言ってさ…………。

 

 

 

 

 

「できないよ」

 

っていって泣いてた少年はどこですか。

あ、まって今私が泣いてる。

いやだってさ。

 

だってよ、

 

あれだよ?

ねえ?

 

あ、無理言葉出てこない。

 

むり。

 

まじでむり。

 

 

シンジ君……。

 

ヴンダーに再度乗り込んで爆弾いっぱい携えた箱の中で何を考えていたの。

カヲル君と友達になって希望を見出して、でも犠牲になってしまう瞬間を目の当たりにして。

シンジ君の事が大好きな人たちからの、いろんな形の優しさを受け取って立ち上がって、

綾波とまた名前をついたその子が目の前で消滅して、たった数時間か数日か。

わからないけどそんなわずかな期間でどれだけの事を思い出して、考えて、大人になったの。

 

感情をどんどん覚えていく綾波そっくりさんにも泣いたけど、終盤45分の間の凛々しいシンジ君にババア心を奪われっぱなしでした。

 

あと、不思議だなって思ったことがあって。

 

なんかもうどれだけ辛くても受け止められるように、“知恵の実と生命の実に振り回されている世界観”というクソデカスケールの魔法がかかってるのかなって。

 

トウジの妹や白ギャルが抱いていたシンジに対する気持ちが吐露されても、

加持がサードインパクトを止める為の犠牲になったと知っても、

シンジ君を助ける(サポート)の為にミサトさんが犠牲になる瞬間に立ち会ってしまっても、

アスカもレイと近い存在だったってことがわかっても、

ゲンドウの眼の奥が赤く光りつつもすっからかんで飛び散った頭の肉編拾って頭に戻してる衝撃映像を目にしても。

 

ああ、そっかそちらの世界だからそういう展開もありますよね、って。

もちろんつらいけど不思議と、ストーリーの展開として受け止めてる私がいました。

 

なんていうか、シン・エヴァ新世紀エヴァンゲリオンの歴史の終幕かつ明快な解説。

そういう作品なのかもしれない。

 

もう考察いらなくない?

 

って思いたくなるくらい。

今まで、アニメ版からずっとみんなが知りたかったであろうことや、新劇場版で沸き上がった謎をゲンドウとカヲル君が電車の中でほとんど説明してくれてた。

 

 

 

……自分のメモにはそう書いたけど、でも思い返すともう少し知りたいなぁ、

っていう箇所はいっぱいありました。

 

いやね、説明しなくてもわかるのよ。

わかるの。

みんなが一番欲しいところは大方わかった。

 

映像とか、今までの展開思い出せば普通に理解できる。

でももう少し補足ほしいなあ、って欲張りだから思ってしまうのよ。

 

アスカの生い立ち(?)とか

マリがパイロットになった経緯とか

ていうかマリ知りすぎじゃない?とか

唯とゲンドウの具体的な関係性とか

葛城博士とか補完計画とミサトさんの界隈とか

加持と渚指令がコミットしたきっかけとか

なんでゲンドウは生命の書をいじったり(?)できたの?そもそもなんで存在を知ってるの?

そういえば結局ゼーレって何だったの?

とか。

 

知りたいことも山ほどあるけど、終盤の伏線回収の情報量が多すぎてこぼれそうになってたのよ。

いやだいぶ情報自体がミニマムになってたからこぼしにくくはなってたけれども。

 

以前に今作5時間超とかそんな上映時間だって情報なかったっけ?

それが本当だったとしてここまで短くなったんだったらそりゃしょうがないか……

なんていう事を考えていました。

 

 

少し前に何かのインタビュー記事で庵野監督はエヴァを今の特撮系とかガンダムみたいなシリーズ作品に、と考えているようだ。なんていう情報を目にしたのを、

今日帰り道にふと思い出しました。(ソース掘り起こしたらリンク貼りますね)

 

というのも、

 

生命の書にはその続きがあるんじゃないか。という疑念、

この大きな一幕にかかわった技術者たちが生き残ったということ、

円環の理の中の棺はまだずっとずっと多くの数が開かずのままでいること。

確かに今作のシンジ君はその流れから外れたかもしれない。でも世界線はそれだけなのか。

 

あまり考えずにメモをしていたから並べると矛盾だらけだけど、

あまり考え(希望)をめぐらせずとも湧き出てくる“余地”がある気がしてくる。

生命の書に記されたまた別の物語を私たちはまた覗くことができるのかもしれない。

そういう期待を膨らませてしまうわけ。

 

 

 

……つーか来場者特典が今すごい役立ってるの。

ヲタクのことわかりすぎじゃない?????

開いて見たとき、これ使って思う存分語れよ、って言われてる気がしてならなかった。

サンキュー……

それにしてもこのアスカと目が合うと切なくなってしまう……

 

アスカ……好きだよ。

 

 

 

あーーーーー、あとマリ。

これいろんな考察で回ってるけど

イスカリオテのマリアが意味わからんすぎてさ……。

 

我々の世界のイスカリオテってキリスト教の聖書(こまけえことは省く)におけるユダを表すときにくっついてくるの言葉(地名)なの。こどそこの誰さん、ってやつ。

マリアとくっつかないの。

マリは私たちが知ってる二つの人物が負った役割を同時に背負っている人物だったって事なのだろうか…。

(現実世界のイスカリオテって言葉の情報確認しようと思ってネット見たらマリの考察ばっかりだったからやっぱり聖書読むべきだったわ…って後悔した)

……ここ語ると長くなりそうだから後でにします。

 

今この時点で5,000字超えてます。

正直自分に引いてます。

 

 

とりあえずね、前作からずっとずっとずっとずっと、気になってたトウジとケンスケが生きててよかった。

Qでトウジのワイシャツ出てきたときは私もシンジ君と同じ顔した。

 

やーーーーーーーーーまじで。ホント、ありがとう。

 

私の推し大概死ぬんだけど今作は生きてたのも嬉しい。

(関智のメガネと白ギャル&黒ギャル)

ありがてぇなぁ。

 

 

26年前に起こった“始まり(初め)”の“終わり”が今作。

私はとても清々しくて気持ちの良い始まりの終わりだったな、と思います。

 

 

是非ね、やってほしい事があるんです。

本家を聞くのではなくて、自分で歌ってほしいんです。

残酷な天使のテーゼ

 

ファンなら皆知ってる話ですけれど、

わかってるけど、

終劇した今、

この歌詞を歌ってかみしめるととても胸が熱くなる体験を得る事ができるんじゃないかと思います。

 

今までカラオケの定番アニソンという印象が強かったこの曲、

私の中で、今日、位置づけが大きく変わりました。

 

この曲に、すべて記されてた。

 

アニメ版が放映されてからずっと私たちはこの、一幕の終わりを知っていたんだなあと、エンドロールを最後まで眺めても沸き上がってこなかったのに運転中に信じられないくらい興奮してしまった……。

 

これがほんとの聖書だった。

 

そして存分にかみしめたら

「beautiful world」

を歌ってみましょう。

歌詞をかみしめましょう。

 

もうなんかもう、全てじゃないですか?

さっき劇場で観たラストシーンでお歌の伏線まで回収して更にエンドロールを思い返して追い打ち。

 

「OneLast kiss」

 

おい。

 

……おい。

 

しんでしまう。

尊さでしんでしまう。

ユイからのゲンドウからのユイ。(と私は捉えてます)

 

また会えたじゃねえか……

なぁ、ゲンドウ……。

なぁ、よかったなぁ。

 

あなたのこと、一番愛しているのよ。あなたはわからないでしょうけど。

 

って。

事故るかと思ったわ。

危うく、まだ冬景色残る猪苗代湖に沈むところだったわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でさあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

突然の神木隆之介!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

エンドロール中にひっくり返るかと思ったわ!!!!!!!!!!!!!!!

 

開いた口ふさがらなかったよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

その時の自分の感情未だに説明できないほど混乱してるわ!!!!!!!!

 

 

 

 

そんなところでした。

マリについて考えを巡らせたり、お歌とストーリーに考えを巡らせたりは、

明日起きて余力があったらまとめてみます。

 

 

 

はーーー書いた。

 

 

アニメ版、旧劇、新劇、シンとマンガ全部セットのBox出そうじゃない?

欲しい。

 

さて、運転もいっぱいしたのでそろそろ寝ます。

素晴らしい1日でした。

おやすみなさい。