そろそろ反省しなさい 2nd

デブスアラサー女の暮らしを本人が書き綴るブログです。

看取りロボットと老後希望

こんにちは。

なんと私、軽い風邪の症状で今週全て仕事が休みになってしまいました。

理由は職場からコロナウイルスを疑われているから。

確かに2週間前に大阪へ行きました。大好きなアイドルマスターシンデレラガールズの大阪公演を現地参加する為に。

推しの向井拓海こと、原優子さんを主に応援する為に。

予防もして、予防をして。予防しながら体調管理を続けていましたよ。

ただ、昨日私はちょっと気を張ってた&疲れててうっかりコタツで寝てしまったんですわ。

それがいけなかった。喉ガラッガラ。これね、個人的にいつもの1日で治る風邪なんです。全然仕事行けた。なんなら今日から部署移動で新しい事学べるからめちゃくちゃ楽しみだったし、それ用に準備もしてたんです昨日。

ただ、今朝何もかもやる気がなかった。だから今日1日くらい。と思って喉の痛みを理由に休む旨を所属先と研修先に電話。その時は良かった。有給が消えるけど、1日だからいい。

状況が変わったのは1時間後。

 

所属先の上長から連絡。

 

 

「暫く休みにしましょう」

 

いやいや、大丈夫だって……。いつものはちゃめちゃに軽い風邪だって。

ああ、まあ。そうか、……でも、2日見れば余裕で完治する。経験上。いける。

いけるって…。仕事させてくれ……。

 

そして3時間後、

保健所に電話をして検査が必要か確認をしてくださいとの指示。

そして電話をするも特に問題なし。

 

「念のため何のライブに行ったか教えてください」

 

これ、部署ぜんたいのライングループで来たんだけど。

は?何が面白くて公開処刑されなければいけないのですか?

個人ラインに送りましたよね。公式HPの開催概要ページ。

特にコメントはなかったけどよ。事務連絡として処理です。お互い大人だから。そう、そういう事。有事だから。報告の義務。それだけ。それだけ…。

 

「今週全部休みにしましょう」

 

……軽い気持ちで休んだら今週全部休みになっちまったよ。

勤務調整求めたら全部有給対応になったんだけど……自由に取れるもんじゃないの?有給。

とにかく何が面白くてほとんど元気なのに予定もない6連休過ごすのか意味わからないので制作する期間することにしました。

こちらについてはまた後日書いていきますね。

 

さて、前置きが長くなってしまいましたがタイトルのお話に戻りますね。

私、先々週東京へも遊びに行ってました。

保健所の電話では報告したけど、上長には言ってません。が。

 

www.mori.art.museum

これに行ってきたのです。

普段ならあんまり興味持たない展示だけど、いろんな理由が重なって行きたかったのです。

そして行ってきました。

 

この展示の中の展示物の一つがSNSで話題になっていましたね。

AIの計算によって切り出されたパイプが吊られてる作品。

写真の力はすごいなぁ、と思いましたね。SNSで見た時はすげー!ってなったけども、実際見てみたらあんまり響かなかったな。

 

私の中で1番響いた、というか、高まったのは

lovot.life

この子。

天使か。

あったかかったぞ……。

一緒に行った方がふれあい方(?)を教えてくれたんだけども、抱っこしたらすやすや眠ってしまったのよ。ゆっくりとまぶたを閉じていったのよ……なんだよもう可愛い。

母性が溢れた……。

思わずはしゃいでしまったわね……。

 

一方で、人の生と死にテクノロジーがどう関わるか見たいな展示エリアもありまして。

ここが1番ざわついた所でした……。

ほぼ全て私の倫理観に不快感満載で触れてくるものだったのだけども、特にしんどかったのが

看取りロボットの提案。

 

私ね、老衰で死にたいんです。

大好きな自宅の縁側で、これまた大好きな旦那さんの隣で、天気がいいですねぇ、孫はげんきですかねぇ。なんて言いながらお茶でも飲んでそのままぽっくり死にたいんです。

寝たきりになって、介護が必要で、自分のことも自分でできなくなってまで生きているのは私は辛い。

私が望む最期はそんなやつなのです。

 

何を突然と思ったでしょう。

でも考えてみてください。

身寄りのない人が、最期を迎える時、病院の少し冷たそうなベッドに横たわっていて、

誰が駆けつけるわけでもなく、無機質で事務的なカーブがかかった白いプレートがついたアームが人の腕を撫でている様子。

それが看取りロボットと称されて映像が展示されていました。

あまりの衝撃とショックで胸を掴まれたような感覚に陥りました…。

そこに死を目前にした人が本当に幸せを感じられるのだろうか。

今までの人生を思い返して幸せだったと思えるだろうか。

もし私だったら何を感じるのだろうか。

 

実は最近までこの最期を迎える時の夢を忘れていました。

でもこの時ハッと思い出して思わず連れ合いの方にそんな事を言ってみました。が、

連れ合いの人には変な顔されちゃいました。

 

今は、「40代になったら田舎で半自給自足で慎ましく暮らす」目標の準備を一つの理由に田舎暮らしをしていますが、

あ、私独り身で生きるの向いてないとその時ハッキリ思いました。
辛い。人生のパートナー欲しい。何があっても自分の心が寄りかかっても許される伴侶にいて欲しい。

という気持ちがぶわぁっと……。

 

生きてた幸せ噛み締めながら死にたいし、

死ぬことを後悔しない毎日を過ごしたい。

 

それが私の老後希望。

 

今回の展示、私が普段はあまり気にかけて触れない話題が多く、連れ合いの方におんぶに抱っこ状態で楽しませてもらいましたが、

夢のようなテクノロジーの実現や、生活の一部として組み込まれていく、力を持つ可能性を見ることができる展示だと思いました。

SFのようでもっとずっと現実的な感覚。

違う時間軸を過ごす世界に潜り込んだような感覚。

展示の解説はとても丁寧でしたが、専門書を読んでいるような難しさで読むたび首を傾げ、連れ合いの方におバカさんにもわかるようにさらに解説を求めてしまいましたが……。

きっとその方がいなかったらとてもとても薄っぺらい感想しか持てない時間だったんじゃないかしら、と思います。感謝しかない。

学ぶことも多く、とても楽しかったです。

 

コロナウイルスの影響で各機関や施設がどんどん休業を行なっていますが、興味がある方は是非。

今月29日まで。